産後ダイエットイメージトレーニング
私は妊娠して太り過ぎているわけではないのですが、よく経妊婦の先輩方からは「出産後体型が変わっちゃって」とか「体重は落ちたのに下半身だけ痩せない」などの話を聞いていたため、以前帰国した際に産後ダイエット本を一冊購入しておきました。産後に読めばいっか、と思っていたのですが、どんな事が書いてあるのかちらりと読んでみたところ、事前学習が必要だと感じた次第です。 私が購入したのはこの本。 産後骨盤ダイエット 山田敏光著 冒頭部分で、出産で負担のかかる骨盤の話、産後ダイエットとは何ぞやということが書かれています。結構目から鱗な事が書かれていたので、いくつか紹介します。 ■出産という行為は骨盤などの腰回りの骨格や子宮周辺の筋肉に多大なダメージを与えるため、出産直後というのはボロボロの状態になる。 女性の細い腰の中を10cm産道を確保して3キロの赤ちゃんが通って産まれてくるわけですから、そりゃ体内の骨組みや筋肉は広がり過ぎてガタガタになりそうです…。 ■女性には大きくホルモンバランスが変わるタイミングが3回ある。思春期、出産後、更年期で、このときが絶好の体質改善のチャンスである。 普段、体は恒常性という体質を一定に保つ機能が働くそうですが、この3回のタイミングのときは成長・老化などの大きな変化によって恒常性が保てなくなり、うまくこのタイミングを活用できれば体質改善してより健康になれるそうです。 とくに出産というのは他の2つのタイミングと異なり、強制的に体重・体液・骨格が大きく変化するため、正しい方向に改善をすれば出産前よりも疲れにくい、太りにくい、体型コンプレックスを直す絶好のタイミングだそうです。スーパーチャンス。 産後ダイエットとは、脂肪を減らしたり体重を落とすことではなく、体質改善をして腰痛や肩こりや冷え性などの万病を改善することなんですよ、というわけです。 これ、たぶん体重増加10〜14kgぐらいの人までに適用されるかな、と思います。そのくらいの体重増加であれば、妊娠中についた脂肪は自然に落ちるからです。ただ、(私の母のように)20キロオーバーで太ってしまった人はもしかしたら別の脂肪を落とすダイエットをしなければならないかもしれません。 本の内容は、出産後1日目から実践できるストレッチやエクササイズがイラスト