確かにスーパーウーマンは恐いかも





アジア仕事ネタ、女性キャリア出産ネタが詰まった最新号のクーリエジャポンが面白そうだなぁと思っていたところ、この雑誌の編集ブログで面白いことが書かれていました。

女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!


Yahoo!新CEOマリッサ・メイヤー氏の大抜擢&妊娠出産の話題で盛り上がった直後に、「いやいやアンタ、仕事と子育ての両立はやっぱ無理よ」と逆主張の論文を出したアン=マリー・スローター氏。WSJの記事にもなってましたね。クーリエでもこのスローター氏の論文を取り上げています。

新しい産業で自由な風潮を持つIT企業で働くシェリル・サンドバーグやマリッサ・メイヤー。その土壌ゆえ、彼女たちのようにキャリアも子育ても両立することが出来るのかもしれません。スローター氏はオバマ政権下で国務省政策企画室長を務めた女性。お堅いお役所仕事の世界。そりゃIT産業とは違う世界でしょう。

とはいえ、ジェンダー・女性活用先進国のアメリカ、あのヒラリークリントンが上司だったらしいのに、それでも彼女はキャリアを諦めました。


『長時間労働した人が評価される』
『家庭優先では昇進できない』

日本のほとんどの企業がこういう風潮だと思いますが、アメリカでさえも根強い概念なんですね。


10億人が使う世界最大SNS企業のCOO、世界最大ポータルサイトのCEO、世界最強国国務省エリート。世界でも数本の指に入るであろうスーパーウーマンたちの仕事は、私たちの想像を絶する激務であり重大責任を負う仕事ですから、そう簡単に私たち庶民の仕事とは比べられないですよ・・・。想像できぬ。そしてその報酬もン十億ドル。これも想像できぬ。

ただ、仕事と家庭のバランスを模索しているという主婦の点(だけ)では同じなわけです。



仕事=キャリアではありません。以前の記事でも書きましたが、昇進を望まずお金を得るための仕事ならば続けることはできると思います(これも大変だとは思いますが)。ですが昇進・昇給・自己成長というキャリアを子育てと同時に求めていくのが大変なのだと思います。

「キャリアと家庭(子供)どちらが大切か?」という問いは即ち「キャリアと家庭、どちらを失いたくないか?」という問いかけでもあります。ここでキャリアを取れる女性が果たしてどの程度いるでしょうか。99%は家庭をとるのではないでしょうか。


私は仕事が面白く楽しいし、30代になって仕事の欲も出てきたので、もっといろいろ仕事で成長したいと思っています。ですが、こういう記事を見るたびに、究極の選択を迫られるときはいつか自分にも来るかもしれないと思うばかりです。


それにしても、この記事の言うとおり、「私は子育てしながらここまでやってるんだから、アンタもできるでしょ」という女性上司だったらやりにくいでしょうね。

私は香港人スタッフが全員とても可愛いし、会社も立ち上げからやってきたので子どものようなものです。職場でもちゃきちゃき頼りになる肝っ玉母ちゃん的な女性がいいですね。昭和的?



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