ナニーエージェントに行ってきた
やりたいことはすぐやる性質なので、早速今日の仕事帰りにナニーーエージェントに行ってきました。場所はOlimpian Cityの中にある小さいエージェント。ショーウィンドーにはナニーのプロフィールが貼付けられていました。
早速、中にいたエージェントのおばちゃんに相談。全て英語です。お腹の大きくなり始めた私を見て事情はすぐにわかったようで。そもそもナニーのシステムについて全く知らない私に、ナニーのいろはを教えてくれました。
ナニーを雇う方法
ナニーとは、東南アジア(主にフィリピン)から香港へ出稼ぎに来る女性たちの事。メイドとして家事・育児・介護の基礎知識を身につけます。彼女たちは、メイド専用ビザを取得して、香港政府からオフィシャルに労働許可をもらって初めて香港で働く事ができます。
法律上、ナニーは住み込みでなければなりません。雇用主は、ナニーのために食事や休憩や給与、人権が守られる居住スペースを適切に与える義務があります(廊下や台所に寝かせる雇用主もいるそうで)。ただ、やはり狭い香港のアパートで住み込みは厳しく、雇用主もナニー自身も同居は嫌がるケースもあるそうで、その場合はエージェントか別の第三者がボーディングハウス(宿舎?)を提供し、そこに住まわせて雇用主の家へは決められた時間のみ働きに出る、ということもしているようです。
ナニーを雇うまでにすること
ナニーを雇いたいからじゃあ来週から来てね、というわけにはいきません。まず、雇用主がビザスポンサーとなって、ナニーのためにビザ取得をしなければなりません。そのために、スポンサー(自分)の在職証明書や銀行のstatementなど必要書類をイミグレーションオフィスに提出し、諸々手続きを進めます。このあたりはエージェントが手伝ってくれるでしょう。ナニーのビザ許可が降りるのは、6〜8週間かかるそうです。
そして香港にいるナニーは、一度自分の国へ帰国しなければならないそうです。なんでも向こうの国でも手続きを進める必要があるそうで。そして、許可が降りたら再度来港して新しい雇用主のもとで働き始めます。
つまり、ナニーを雇いたい時期の2〜3ヶ月前から動いたほうがいい、というわけです。
費用について
2012年7月現在、ナニーの最低月額賃金がHK$3,740。住み込みじゃなくパートタイムで来てもらう場合は、ナニーの住むボーディングハウス利用料HK$1,500~2,000を負担。そしてエージェント費用として初回に数千HK$(私のエージェントはHK$3,000)払います。
つまり、1ヶ月HK$6,000(約6万円)以内で毎日自宅まで来てくれるナニーを雇えます。育児・家事全部お願いできます。
ちなみに、ナニーが自国から香港に渡航する費用やビザ申請費などは、すべてエージェントに払う初期費用の中に含まれているそうです。安い・・・。
このような仕組みを聞いた後は、こちらの事情説明。私は日本人で香港で働いており、旦那はおそらく別の国で働く事になるので別々に住む事になる。時々母がヘルプに来てくれるが、基本的には一人で子育てをするつもりである事、産後すぐに仕事に復帰する予定であることなどを伝えました。
そして、2人のナニーを紹介されました。2人ともフィリピン人で、香港で10〜20年のナニー経験があり、新生児や赤ちゃんの面倒をみてきた大ベテランの40代中盤女性。これは頼りになりそうです。ナニーとしてのキャリア的にも問題ないし、英語も話せるし、今は隣の九龍駅でナニーをしているそうなので、自分のアパートのエリアにも詳しそう。
何はともあれ、まずはインタビュー面接。早速この土日どちらかで2人と面接することになりました。私は予定月である11月くらいから雇用したいので、逆算すると8月にはナニーを決定しなければなりません。急ぎではありませんが、来月頭に控えたビッグイベントのために仕事も忙しいため、余裕がある訳ではありません。前もって準備は進めておこうと思います。
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