日本・香港の産休育休を比較する


なんだか身の回りにご懐妊もしくは妊娠活動開始という声がちらほら聞こえてきて、妊娠ブーム来てるなぁと感じる今日この頃です。今年、香港は辰年(Dragon year)ということで、この年に産まれた子供は縁起がいいらしく妊娠出産ブームらしいです。ドラゴンイヤーベイビーブームとはつゆ知らず、私も気付けばそのブームに乗った妊婦なんですね。


さて、香港の産休・育休について調べたところ、日本との違いが見えてきたのでメモしておきます。


産前産後休暇
日本:労働基準法により法的規定あり。企業の就労規定にもよるが、産前6週間・産後8週間の休暇を支給する。

香港:法的規定あり。原則的には産前産後合計10週間。


育児休業
日本:法的規定あり。子が1歳に達するまでの間に取得することができる。産後休業期間(出産日の翌日から8週間)は含まない。ただし、次のいずれかの事情がある場合には、1歳6か月まで取得できる。
1) 保育所に入所を希望し、申込みをしているが、入所できない場合。
2) 子の養育を行っている配偶者が、やむを得ない事情で養育が困難となった場合。
また、配偶者と交替する形で育児休業を取得することができる。(wikipediaより)

香港:法的規定なし。



こんなに違いがあるんですね。

要は香港は、出産前後で10週間(2.5ヶ月)だけ休んでいいよ、というわけです。香港の慣習として、育児休業を会社の福利厚生で与えている会社はほとんどないそう(欧米企業・日系除く)。育児休業を与えている会社でも、だいたい一ヶ月だけでその間無給というのが当たり前のようです。

なぜ香港企業で育児休暇が少ないのか?それは、休暇中抜けた穴の人員確保や、社員を補充しても休業者復帰後の仕事調整の懸念、休暇中であってもannual leaveやダブルペイの支給対象期間に当たるため、などがあるそうです。


産前産後休暇10週間後も育児休業を取得したい場合は、やむなく退職するケースが多いそうで、このあたりは日本も同じですね。ただ、辞めてもダブルインカムだったのがシングルインカムになるので家計は大変になるのは目に見えています。育児休業規定がない分、香港政府はナニーという外国人ベビーシッター制度を取り入れたんでしょうか。しっかり制度が整っています。


調べれば調べるほど、私は香港で産むほうが性に合ってそうだわーと実感しています。



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