ナニーインタビュー 2人目
先日訪問してきたエージェントから今日電話があり、紹介された2名のうち1人と面接してきました。(それにしても最近仕事でもSales staffを採用するのに面接をしていて、公私ともに面接三昧です…。)
フィリピン人のEさんは、40代中盤の独身。香港で20年のナニーキャリアがある大ベテランです。ですが、そんなベテラン風を吹かせない感じで、声が高く小柄で可愛らしい感じ。彼女のPersonal dateを見ると、だいたい2年毎にオーナーを変えているようです。欧米人ファミリーがマスターだったこともあるようで、もちろん英語は流暢。私でも聞きやすいです。日本人がマスターだったことはありません。
彼女は今隣の九龍駅の中国人家族の家でナニーをしているようですが、その話題に触れた途端、ものすごい嫌な顔をして訴えてきました。
E:「今のマスターは中国人なんだけど、もう家がとにかく汚いの!」
私:「特にキッチンが、じゃないの?(私の新居も前はオーナー中国人が住んでたけどキッチンだけは異様に汚かった)」
E:「全部ですよ!全部汚いんです」
相当今のマスターが嫌のようで、そもそも当初は住み込みじゃなくボーディングハウス契約だったのにやっぱり住み込みにしてほしいと言われて一緒に住んでいるようで、すぐにでも辞めたいようです。中国人のマスター…なんかものすごく想像しやすい…。
こちらの要望である働く時間帯や働き始めてほしい時期を伝え、また向こうもどこまで費用を払ってもらえるのか交渉してきました。
・給与
・ボーディングハウス代(家賃上限をこちらで設定して自分で探してもらう)
・ボーディングハウスから家までの交通費
・食費(作ってあげたり外食代を払う)
・ボーディングハウスに住むための準備資金(ベッドマットレスや布団など額を決めて支給)
これらは支払うと約束しました。普通の雇用と同じで色々とallowanceを付ける必要があります。なお、住み込みナニーの場合ですと、外食も一緒に連れて行って子供の食事の面倒はナニーに見てもらいつつ彼女の食費は当然マスターが払っています。
また、彼女が母国フィリピンに帰国する際の渡航費も出してあげる必要があるようです。香港ではダブルペイという給与制度があって、年末の12月などに従業員が母国に帰る交通費などを支払えるように給与を2ヶ月分支給するものです。これはナニーにも適用されるんですね。
「毎年払うのかしら?」と聞いたところ、「毎年帰れたら嬉しいですけど…」と言っていたので、VISA有効期間2年の間に1回帰国させてあげればいいのかもしれません。
最後に質問はないか聞いたところ、「あの…怒りやすかったり叫んだりしますか?」と言われ、「え?私?」と尋ね返すと、「はい」。「いや…特別怒りやすいとかはないけど…」と答えるとほっとしていました。
総じて結構印象はよかったです。どれだけ今の中国人マスターが怖くて汚いのか…想像するとやっぱり同情してしまうのでした。
明日はもう1人の候補者ともインタビューをする予定ですので、その報告はまた明日。
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