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7月, 2012の投稿を表示しています

香港で保険加入を検討する

ここ最近、旦那さんと相談している内容の一つはナニーのことでしたが、もう一つは保険のことです。お恥ずかしながら私、保険どうしようか迷いつつ何も加入しておらず、保険のホの字も知らないド素人でございます。 さて結婚して子どもも出来たし保険入りましょうかと旦那さんと決めたものの、私たちは加入する国を選べる選択権があります。日本・香港・旦那さんの赴任するアジアのどこかの国の3つです。国が違えば保険も違います。 とりあえず、医療保険・学資保険・生命保険の3つの保険の加入を検討。まず、私たちがとっているステップは以下の通りです。 1. 日本・香港の保険を調べる 今はまだ旦那さんが東京にいるので、保険の窓口を使って調べてみました。日本は様々なバリエーションの保険がありますから、ここは私の述べる幕はありません。ぜひご自分で調べてみてください。 香港に関しては私の担当。大手保険会社に勤める香港人の友人がいるので彼に聞いてもいいのですが、彼は当然自社の保険しか進めてこないでしょうから、エージェント的な人がいるといいなぁ、と思い調べてみたところ、 NNI さんという保険ブローカーを発見。早速コンタクト。日本人の担当者の方が色々と親切に教えてくださいます。 話をお聞きしたところ、どうやら 医療保険は日本で加入 、 運用型学資保険は香港で加入 した方が良さそうだと言う事が分かりました。 自分がもしガンなどの大病をしたときはやはり日本に帰国するでしょうし、日本の医療の先進度も高く、医療保険のタイプも豊富にあるので、自分の過去の病気や家系的な病気を考慮して選ぶ事が出来ます。 学資保険は日本にもありますが、子どもが高校・大学入学の年齢になるまで私たちは実質15〜18年間も掛け金を寝かすわけです。その間、少しでも利回りが高くて受け取るときに大きく育って受け取れる方がいいですよね?その場合は、香港の運用型学資保険(もしくは学資保険のように使える生命保険)に加入した方がお得です。利回りが普通に150〜200%というものがあります。 また、香港の場合は利回りの事を考えると月払いではなく年間一括払いにしたほうが断然お得です。ですから、ボーナスを定期的にもらえる人はボーナスで年間保険料を支払ってもよさそうです。 あと、香港で保険を購入した場合、現在は円高なので安く購入

新居の家具買い揃え完了

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引越しして一ヶ月半以上かかって、やっと家の中のものがほぼ揃いました。 先日のブログ で書いたDSCで注文した靴箱も、2週間と言われていたところ実質1週間でモノが到着。 玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けたところ上半身裸で褐色肌のニーちゃんが。 (*◎ △◎*) !! 一瞬こうなりました。これ、日本だったら一人暮らしの女性の家に上半身裸の若い男が配達にやってくるなんて、間違いなくその会社にクレームが行くか、下手したら通報ものです。でもここは香港。暑い夏は若いニーちゃんもおじちゃんも上半身裸で街を歩くのはザラです。 中に入れると、昼食中だった私を気遣って「あ、食べててください」という素振りをして、テキパキと靴箱を組み立てて行きます。モノ自体もHK$499と格安で送料・組立料無料なので本当に安い。 扉の蝶番を付けたり外したりしながら、なんとか設置完了。「扉の下部分の蝶番が調子悪いんで、後で電話して取り替えます」と言うので「オッケー」と返事しつつ(絶対電話してこねーだろコイツ)と思ってました。実質一日経っても電話はありません。 とりあえず、行き場の無かったデイリーユースの靴たちが収める場所を得られて良かったです。大きさ的には8足くらいしか入らないんですが、一人暮らしならまあ大丈夫です。 これで、6月頭の引越しから少しずつ買い足して行った家具や日用品は全て買い揃えました。もうこれ以上増やさない!子どもが産まれたらどうせモノは増えるので、これ以上自分のものは増やしません。むしろ収納には余裕を持たせているので、多少モノが増えても見苦しい部屋の乱雑さにはならないと思います。 赤ん坊のほうは、さすがに6ヶ月目後半になってずいぶん大きくなってきて、もう小デブには見えず妊婦に見えるレベル。この週末、初めて胎動らしきものを感じました。胃が消化してるのかな?と思いましたが、中から「ドン」と突き押されているような感じなので、赤ん坊が動いているんだと思います。 6ヶ月目になっても、私の仕事を気遣っているのか(?)あまり大きくならず静かにしてくれていたので、ここ最近、朝起きてお腹を撫でながら「もう気を使わなくてもいいよ。大きくなってもいいんだよ〜。」と声をかけていたら「それじゃ遠慮なく」と言わんばかりに急に育ってきた気がします。不思議。

日本・香港の産休育休を比較する

なんだか身の回りにご懐妊もしくは妊娠活動開始という声がちらほら聞こえてきて、妊娠ブーム来てるなぁと感じる今日この頃です。今年、香港は辰年(Dragon year)ということで、この年に産まれた子供は縁起がいいらしく妊娠出産ブームらしいです。ドラゴンイヤーベイビーブームとはつゆ知らず、私も気付けばそのブームに乗った妊婦なんですね。 さて、香港の産休・育休について調べたところ、日本との違いが見えてきたのでメモしておきます。 産前産後休暇 日本:労働基準法により 法的規定あり。 企業の就労規定にもよるが、産前6週間・産後8週間の休暇を支給する。 香港: 法的規定あり。 原則的には産前産後合計10週間。 育児休業 日本: 法的規定あり。 子が1歳に達するまでの間に取得することができる。産後休業期間(出産日の翌日から8週間)は含まない。ただし、次のいずれかの事情がある場合には、1歳6か月まで取得できる。 1) 保育所に入所を希望し、申込みをしているが、入所できない場合。 2) 子の養育を行っている配偶者が、やむを得ない事情で養育が困難となった場合。 また、配偶者と交替する形で育児休業を取得することができる。(wikipediaより) 香港: 法的規定なし。 こんなに違いがあるんですね。 要は香港は、出産前後で10週間(2.5ヶ月)だけ休んでいいよ、というわけです。香港の慣習として、育児休業を会社の福利厚生で与えている会社はほとんどないそう(欧米企業・日系除く)。育児休業を与えている会社でも、だいたい一ヶ月だけでその間無給というのが当たり前のようです。 なぜ香港企業で育児休暇が少ないのか?それは、休暇中抜けた穴の人員確保や、社員を補充しても休業者復帰後の仕事調整の懸念、休暇中であってもannual leaveやダブルペイの支給対象期間に当たるため、などがあるそうです。 産前産後休暇10週間後も育児休業を取得したい場合は、やむなく退職するケースが多いそうで、このあたりは日本も同じですね。ただ、辞めてもダブルインカムだったのがシングルインカムになるので家計は大変になるのは目に見えています。育児休業規定がない分、香港政府はナニーという外国人ベビーシッター制度を取り入れたんでしょうか。しっかり制度が整ってい

マリッサ・メイヤー氏のCEO就任から色々考えてみた

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なんだか働く女性ネタが多いですが、働く妊婦なんでご容赦ください。 アメリカのこういうところが好きというか、うらやましいですね。 「 ヤフー新CEO選出、妊娠は問題にならなかった 」 “ マリッサ・メイヤー氏を次期最高経営責任者(CEO)に選ぶ際、ヤフー取締役会は同氏から知らされていた事実、つまり妊娠について、議論どころか検討もしなかった。取締役会に近い関係者らが語った。 ” 関連記事はこちら 『 技術オタクで母親でCEO―マリッサ・メイヤー氏 』 最近IT業界で話題をさらった、Google幹部のYahoo!CEO引き抜きニュースについて。その話題自体も注目しましたが、メイヤー氏は第一子をご懐妊中とのこと。現在彼女は37歳。高齢出産に属します。これを日本で想像した場合、巨大IT企業のCEOに女性が就くことさえほぼありえませんが、万が一あったとしても妊娠していれば即座に白紙に戻るでしょう。さすがアメリカIT業界。 女性の上級管理職云々な話題は昨今枚挙に暇がないですが、まだまだ女性管理職率数パーセントと女性活用後進国な日本。そんな女性を活用出来ていない日本において、しっかり優秀な女性を雇用し、昇進させて企業としても成功している日本の会社はこの環境にしめしめという感じでしょう。 資生堂やP&Gなど、女性が活躍する企業として有名な会社はもちろん、実はウチの会社も今後ますます優秀な女性をフレキシブルな労働時間で雇用して、女性パワーで会社の成長を支えてもらおうという施策も検討しているようです。 ウチの会社は女性向け・子供向けの商品も多いため、女性が活躍できる場は多く提供できるはずなので、今後はマネージャー層に女性を増やし、近い将来初の女性役員が出てくるでしょう。何より社長がその陣頭指揮を執ってくれているのが心強い限りです。 日本は少子化・人口減少が大きな社会問題になっているのに、なぜ子供を大切にしたり子供を産む母親が働きやすく産みやすい環境を整えないのか理解できません。ヨーロッパ各国では国を挙げてその政策に取り組んでいるというのに。少子化対策担当などの役職も正直無意味です。 このようにアジアに活路を見出す女性 がいる理由も深く納得できます。私も香港で子供を産んで数年後、まだ小さな子供を連れて日本に帰国せよと言われたら正直戸惑いま

ナニーインタビューの結論

今日も昼に、エージェントに行ってナニー2人と面接してきました。2人ともフィリピン人の40歳前後。新生児のケア経験も持っているし、2人ともいい感じではありました。 詰まる所、今まで4人のナニー候補者と面接しましたが、どの方も甲乙付けにくいのです。 ですが、ここで迷ったのが雇用時期。VISAや前の雇用主との契約の関係もあり、1人は今月から、もう1人は9月から雇用開始しなければなりません。私の出産は11月後半なので、どう考えても早すぎます。 ということは、本日会った2人は時期の問題で残念ながら雇用はありません。改めて、自分はいつからナニーを雇う必要があるのか、協力なヘルパーとなるであろう実母にskypeビデオで相談してみました。 久々に母の顔を見ましたが、向こうは開口一番「お腹見せて!お腹!…なんだ、まだぜんぜん出てないじゃん」とがっかり顔。そりゃがっかりさせて悪かったですね…。 結局母と相談した結果、私の仕事復帰を来年年明けからにすれば、ナニーは私が働き始めた来年1月からの雇用でいいんじゃないかということになりました。それまでは出産前後は母が香港に来てケアしてくれるし、その後は定年した父も来るかもしれないとのこと(父がどのくらい戦力になるかは不明)。旦那さんのお母さんにもご相談してみようと思っています。 よって、ナニー探しはもう少し後、9月くらいから改めて再開しようと思います。今回エージェントで探してよかったのは、ナニー制度や費用・どんな人がいるのかなどが理解できてとてもいい参考になりました。 月の費用もだいたいHK$6000~6500程度はかかりそうなことがわかったので、そのための家計を考える必要がありそうです。

ナニーインタビュー 2人目

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先日訪問してきたエージェントから今日電話があり、紹介された2名のうち1人と面接してきました。(それにしても最近仕事でもSales staffを採用するのに面接をしていて、公私ともに面接三昧です…。) フィリピン人のEさんは、40代中盤の独身。香港で20年のナニーキャリアがある大ベテランです。ですが、そんなベテラン風を吹かせない感じで、声が高く小柄で可愛らしい感じ。彼女のPersonal dateを見ると、だいたい2年毎にオーナーを変えているようです。欧米人ファミリーがマスターだったこともあるようで、もちろん英語は流暢。私でも聞きやすいです。日本人がマスターだったことはありません。 彼女は今隣の九龍駅の中国人家族の家でナニーをしているようですが、その話題に触れた途端、ものすごい嫌な顔をして訴えてきました。 E:「今のマスターは中国人なんだけど、もう家がとにかく汚いの!」 私:「特にキッチンが、じゃないの?(私の新居も前はオーナー中国人が住んでたけどキッチンだけは異様に汚かった)」 E:「全部ですよ!全部汚いんです」 相当今のマスターが嫌のようで、そもそも当初は住み込みじゃなくボーディングハウス契約だったのにやっぱり住み込みにしてほしいと言われて一緒に住んでいるようで、すぐにでも辞めたいようです。中国人のマスター…なんかものすごく想像しやすい…。 こちらの要望である働く時間帯や働き始めてほしい時期を伝え、また向こうもどこまで費用を払ってもらえるのか交渉してきました。 ・給与 ・ボーディングハウス代(家賃上限をこちらで設定して自分で探してもらう) ・ボーディングハウスから家までの交通費 ・食費(作ってあげたり外食代を払う) ・ボーディングハウスに住むための準備資金(ベッドマットレスや布団など額を決めて支給) これらは支払うと約束しました。普通の雇用と同じで色々とallowanceを付ける必要があります。なお、住み込みナニーの場合ですと、外食も一緒に連れて行って子供の食事の面倒はナニーに見てもらいつつ彼女の食費は当然マスターが払っています。 また、彼女が母国フィリピンに帰国する際の渡航費も出してあげる必要があるようです。香港ではダブルペイという給与制度があって、年末の12月などに従業員が母国に帰る交通費などを支払えるよ

ナニーエージェントに行ってきた

やりたいことはすぐやる性質なので、早速今日の仕事帰りにナニーーエージェントに行ってきました。場所はOlimpian Cityの中にある小さいエージェント。ショーウィンドーにはナニーのプロフィールが貼付けられていました。 早速、中にいたエージェントのおばちゃんに相談。全て英語です。お腹の大きくなり始めた私を見て事情はすぐにわかったようで。そもそもナニーのシステムについて全く知らない私に、ナニーのいろはを教えてくれました。 ナニーを雇う方法 ナニーとは、東南アジア(主にフィリピン)から香港へ出稼ぎに来る女性たちの事。メイドとして家事・育児・介護の基礎知識を身につけます。彼女たちは、メイド専用ビザを取得して、香港政府からオフィシャルに労働許可をもらって初めて香港で働く事ができます。 法律上、ナニーは住み込みでなければなりません。雇用主は、ナニーのために食事や休憩や給与、人権が守られる居住スペースを適切に与える義務があります(廊下や台所に寝かせる雇用主もいるそうで)。ただ、やはり狭い香港のアパートで住み込みは厳しく、雇用主もナニー自身も同居は嫌がるケースもあるそうで、その場合はエージェントか別の第三者がボーディングハウス(宿舎?)を提供し、そこに住まわせて雇用主の家へは決められた時間のみ働きに出る、ということもしているようです。 ナニーを雇うまでにすること ナニーを雇いたいからじゃあ来週から来てね、というわけにはいきません。まず、雇用主がビザスポンサーとなって、ナニーのためにビザ取得をしなければなりません。そのために、スポンサー(自分)の在職証明書や銀行のstatementなど必要書類をイミグレーションオフィスに提出し、諸々手続きを進めます。このあたりはエージェントが手伝ってくれるでしょう。ナニーのビザ許可が降りるのは、6〜8週間かかるそうです。 そして香港にいるナニーは、一度自分の国へ帰国しなければならないそうです。なんでも向こうの国でも手続きを進める必要があるそうで。そして、許可が降りたら再度来港して新しい雇用主のもとで働き始めます。 つまり、ナニーを雇いたい時期の2〜3ヶ月前から動いたほうがいい、というわけです。 費用について 2012年7月現在、ナニーの最低月額賃金がHK$3,740。住み込みじゃなくパートタイムで来て

ナニーSkypeインタビュー

昨日の投稿で書いた通り、香港の働くお母さんの強い見方であるナニー(Nanny−ベビーシッター)を私も雇う予定です。今回ナニーを探すに当たって、とっても協力的な友人がいて、彼が色々と率先してナニー探しを手伝ってくれています。この先、エージェントを使ってナニーを探すかもしれませんが、今回は友人経由で探したケースについてメモします。 ナニーを探す方法 そもそもナニーを探す方法は、エージェントを使う方法が一般的です。私の家のすぐ近くのショッピングセンターにも、ナニー斡旋エージェントオフィスがあります。なかには、 こんな風に ブログでナニーを紹介しているところもあります。ですが、ネットで情報を調べてみると、エージェントを使うよりも知り合いに紹介してもらってナニーを面接・採用するケースが多いようです。その方が信頼できるのでしょう。実際私も、その友人が家事代行を依頼しているフィリピン人おばちゃんナニーから紹介してもらいました。候補者は、そのフィリピン人ナニーの娘さん。現在はフィリピンに住んでいるそうですが、ナニーの仕事を香港でしたいようです。 ナニーと面接する 今フィリピンにいるのでは事前に会えないと思っていたのですが、その友人が今週フィリピン・マニラに出張するとのことで、「そのナニー候補を呼んでビデオ面接します?」と提案してくれました。できれば一度話をしてみたいので是非にとお願いしましたが、なんとその娘さんはマニラからバスで8時間もかかる場所に住んでいるようで、わざわざマニラまで出てきてくれるそうです。感覚的には東北の方から東京に出稼ぎのための面接にいくようなもんでしょうか…。8時間かけてマニラに行くという根性のある返事をいただいたので、11日水曜日朝に約束。 そして今朝朝8時にSkypeでビデオインタビューしてみました。先方は友人のホテルの部屋に娘さんと付き添いの義姉を呼んで、部屋のwi-fiをiPhoneで繋ぎました。開口一番の挨拶が「私は○○(名前)です、マダム」。マダム。馴染まないので一瞬英語を喋ってないと思ってしまいました。彼女は4歳と6ヶ月の娘さんが2人いて、すでに出産子育ては経験済み。年齢も私より若い20代前半なので体力もありそう。高校卒業後すぐに結婚して子供を産んだそうなので、家事は全てできそうです。何しろ首都マニラでさえ初めて来たと

香港で日本の出産育児を考える

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うちの会社は正社員・パート・アルバイトすべての雇用形態において20~30代の若い人が多く、その中で結婚している人も多い。だから、会社自体は女性が働きやすい環境であると言えます。製造販売している商品の中に子供・女性向け商品も多い理由もあります。 自分が妊娠するまでは日本での女性の働き方については「まー、働きたい人が働けばいいんじゃん?」と考えていましたが、日本で正社員として勤める子持ちの友人や先輩たちを見ていて、つくづく日本で女性が仕事を続けていく事に対して悩みが尽きないのだなあ、と実感しています。 自分が香港で出産育児をするにあたって、日本の働く女性の出産育児環境を客観的に考えてみたのでちょっとまとめておきます。(自分が日本に帰国したら主体的な問題になるので決して他人事ということではありません) 日本では子育て代理先が少ない 欧米ではベビーシッターは当たり前だし、 中国や東南アジアでは、まだ大家族で住んでいる家庭が多いため、お母さんは自分の両親や義理の両親に子供を任せて働くことができるわけです。特に中国も都市部では女性の社会進出が顕著ですが、中国は都市と地方の賃金格差が異国間並みに違うため、ベビーシッターやお手伝いとして地方出身者を雇うことができると思います。 香港でもナニーという東南アジア人女性が専用就労ビザを取得してベビーシッターやお手伝いさんをしています。料金も日本で保育園に入れるよりもはるかに安く、4万円弱で雇えてしまいます(日本ではよく奥さんがパートをしてもその給料は保育園代に消えると聞きます)。香港でのナニー制度については後日詳細を書きますが、香港中流家庭以上では当たり前の制度です。日本人駐在妻がナニー(の人柄とベビーシッターの制度)をたいそう気に入り、日本帰国時に連れて帰りたいと思っても日本ではビザの許可が下りずに泣く泣く諦める、ということもあるそうです。 香港の朝、フィリピン人ナニーが香港人や欧米人の子供の手を引いて幼稚園や保育園に連れて行く姿は日常的です。香港企業の女性活用率が欧米並みに高い理由が頷けます。 ですが、そんな香港人ママにも悩みはあるようで、子育てを依頼しているナニーに子供がなついてしまい、本当の母親である自分には関心を示してもらえない人もいるそうで。 象徴的なテレビCMがこちらです。涙ぐましい

The 1st Doctor Consultation in Government hospital

今日は13時半から公立病院の検診がありました。 初回は予約のみ、二回目はナースからの問診のみ。三度目の正直でやっとドクターに会えます。中々香港の公立病院はドクターまで遠いのですが、診察料かからないので文句言えません。 前回、次持ってくるものリストの中に入っていた採尿。容器は自分で用意してくださいと書いてあったので、何に入れればいいのか迷っていましたが、無印で化粧水を入れる50cc程度のPP容器がHK$7で売っていたのでこれで間に合わせました。 私が通うQueen Elizabeth Hospitalでは診察時間は厳守。いくら時間にルーズがちな香港人でも守らなければ行けません。診察スタイルが団体方式だからです。私と同じ13時半から予約が入っていた妊婦たちが8人くらいいました。受付をしたらその場で自分の尿を出して、リトマス紙みたいなものを2枚渡され、「尿に浸して少し振ったら出してしばらく置いておいてください」とナースに言われます。みんながいようが関係ありません。みんな自分の尿ボトルに紙を入れて従っています。日本の病院もこんな感じなのでしょうか。 その後、恒例通り血圧と体重を量った後は、全員集められて今日の診察の説明。この日外国人は私のみだったので、一人だけ別に呼ばれて英語で説明を受けました。前回の血液検査の結果です。Blood type(血液型), Rh factor(Rh要素), Rubella Ab(ドイツはしか(風疹)抗体), HBsAg(B型肝炎ウィルスに感染しているか), Hgb(ヘモグロビン), EIA Treponema pallidum(梅毒感染歴・擬陽性), MCV(平均赤血球容積), HIV(エイズ検査)。これらの結果に対する説明です。これらを、Obstetric Cardというこの病院用の母親手帳のようなものに記入されます。これをいつも検診のときに持ってくるといいそうです。 待合室でしばらく待ちます。ここまでで1時間経過。それにしても、今日同じ時間に診察している妊婦たちは同じ週数だとは思えません。私よりだいぶお腹の大きな妊婦さんもいました。旦那さんが付き添っている妊婦さんも数人。 その後、ドクターの診察になります。私の名前が呼ばれましたが、最初漢字の名前を広東語で呼ばれたので自分だとわからず、もしや…と思い腰をあげ

習慣を変える

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妊娠によって気持ちの変化はあまりないと先日書きましたが、生活の変化は起きています。正しくは妊娠とそれに伴う引越しによる習慣の変化です。 日本で妊婦していたらぜんぜん違う妊婦ライフを送っていたのだろうと想像したりしますが、香港で駐在員として出産し、旦那さんと別々に暮らして行く以上は仕事と両立して自分の生活と時間の使い方を改めていかないと日々が非効率になると思いました。 今のところ変えた習慣は以下の通りです。 ■テレビのある生活をなくした 引越しと同時にテレビを撤去しました。もともと広東語と英語の番組のみであまり見ていなかったので、思い切ってテレビなしの生活を。おかげで家での時間がだいぶ効率的に使えるようになり、こうしてブログの更新頻度も上がっています。音がなくて寂しいので、私はiPadで世界中のインターネットラジオが聞けるアプリをDLし、湘南ビーチFMやアメリカのジャズラジオなどを朝晩聞いています。 ■食事に自由をもたせた 最近私の場合、朝はシリアルとフルーツ・昼は香港のローカル食堂でテイクアウトしてオフィスで食事・夜は外食か自宅の場合は腹具合と相談して好きなものを食べることにしています。妊婦ですから栄養を考えて鉄分やカルシウムの多いものを…とは思っているのですが、あまり無理しないことにしています。特に夕飯は、ランチに食べた大盛りの香港スタイルご飯がちょっと胃に残っていることもあるので、軽めにすることもしばしば。時にはパンとバナナと牛乳という朝食メニューのような夕食になることも。欠かさないようにしているのは牛乳とフルーツくらいです。妊婦ですから「二人分ちゃんと栄養とらなきゃ」と気張ることをせずに、食べたいときに好きなものを食べて、控えるときは控えています。そんな生活で、現在妊娠6ヶ月目で体重は+2.5kgです。 ■就寝・起床時間を30〜60分前倒しに テレビを無くしたことでダラダラと過ごす時間がなくなり、また妊婦で眠いので、10時半か11時には寝ることにしています。そして6時半頃には起床。朝時間が増えて朝食をゆっくりとり、パソコンでニュースをチェックしたり一日の仕事の組み立てを考えることが出来ています。そして出社時間も30〜45分早めました。誰もいないオフィスほど仕事のはかどる環境はありません。 ■バスタイムを変えた

シンガポール旅行3日目

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昨日7月1日は香港の中国返還 15 周年記念日でした。香港では大々的な花火が5万発打ち上げられ、多いに盛り上がっていたようですが、反中デモも盛り上がっていたようで、 10 万人規模の大きなデモとなっていたようです。(日本でも反原発デモがあったようですね) 新しい香港行政長官である梁氏の就任式もあったようで、就任のスピーチはなんと全て普通話(北京語)で行われたようで、親中派梁氏の中国政府への最大のパフォーマンスだったようです。そりゃデモも起きます。そんな日にシンガポールという第三の国で香港のことを客観的に振り返っていたのはなんとも不思議な感じがします。 さて、今回のシンガポール旅行の天気はすこぶる良く、少しスコールがある程度でした。今の時期、暑さは香港とあまり大差ありませんが、湿度がだいぶ低いので夕方雨が降ると随分涼しくなります。 3 日目の朝は、アラブ・マレー地区からスタート。この地区にはモスクがあり、そのモスクへ通じる道にはお土産屋やレストランが連なり、日本でいう参道のようになっています。とにかく朝からかなり暑いこの日、モスクを観たあとはミルクティーで有名なカフェで一息つきました。貫禄ある白髭のおじいちゃんが見事なカップさばきで入れてくれるミルクティーは、この暑いのにホットです…。ですが、甘いミルクティーは暑さで疲れた体を癒してくれました。リトルインディア同様、このアラブ・マレー地区は独自の雰囲気と文化が息づいており、やはりとてもエキゾチックです。 そのまま少し歩いてショッピングモールやアーケードを覗いてから、キーへ移動してランチ。シャレた川沿いのレストランで大盛りのチキンプレートを平らげた後は、また用事があるという旦那さんと分かれて私はホテルへ戻り一休憩。 夕方 5 時近くになると日中の強い日差しが消え、どこかでスコールがあったのか涼しい風が吹いていました。最終日最後の食事をどうするか迷いましたが、もうホーカーズはたくさん食べたので、なぜかインド料理ということになりました。早速リトルインディアへ。 Core theater st. という道沿いには、観光客にも入りやすいインド料理レストランが連なっています。初心者にはどれも同じに見えますが、観光客ばかりではなく多少インド人がいるほうが

シンガポール旅行2日目・後編

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しっかりお昼寝した後は、早めの夕食をとりにチャイナタウン近くにあるMaxwell Marketへ。ここのホーカーズにあるチキンライス屋が美味しいらしく、早速オーダー。看板メニューをみると、Chicken rice - whole / halfとあります。二人だったらhalfでいいよというおばちゃんの指示通りハーフを注文。二人でハーフだと物足りないのでは?と、私はもう一品行列が出来ていた海南カレー屋にてポークカツカレーを注文してきました。ですがこれが間違いで、ハーフチキンライスはものすごい量だったのです。しかもライスはしっかり二人前。 食いしん坊の我々夫婦でたまにしてしまう人数オーバー注文。二人なのに三人前は余裕にある量。でもしっかり歩いて昼寝した二人は夢中で食しました。 ここのチキンライスは、ちゅるんとした皮と身でとってもジューシー。人気なのもよくわかります。鶏ダシで炊いてあるライスもとっても美味しい。これが本場のチキンライスなんですね。日本では食べられません。 大変満腹になったところで、腹ごなしにチャイナタウンを散歩した後は、夕暮れになってきたのでそのままマリーナ・ベイへ移動。シンガポールに来たからにはマーライオンさんを一目拝まなければいけません。(ちなみにタクシードライバーに「マーライオン」と言っても通じず「マラィオン」と訂正されました) 夕焼けに染まってきたマーライオンパークに到着。水辺の向こう側にはマリーナ・ベイ・クルーズがみえます。巨大で豪華なホテルに近未来的なビジネスビル。このあたりはThe Singaporeな景色が広がります。 いざマーライオンにご対面をしようと歩き回ってみたところ、やっとマーライオンを発見しました! が、残念なことに修理中。チーン。 なぜ観光の象徴であるマーライオンが修理中でこんな味気ないグリーンの網に覆われているのか…。がっくりし過ぎて笑ってしまいました。 夜にもう一度オーチャードロード(西側)に行ってショッピングをしてホテルへ戻り、ホテルに併設されているバーで一杯飲み、この日は終了。 だいぶシンガポールの地理が把握できてきました。そして、似た国である香港との違いも実感しています。 香港はもう中国なのだと改めて実感しました。私は中国返還前の香港を知りません

シンガポール旅行2日目・前編

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純粋な観光旅行かつ夫婦海外旅行は2010年1月のベトナム以来2年半振り。目一杯楽しんでいます。 朝は6時半に起床してしまい、朝ご飯はオーチャードロードまで出てTOAST BOXという香港にもあるファストフード店にてラスカを一杯。香港のTOAST BOXのラスカも食べたことがあるのですが、麺が違いました。太いもやしのような見かけのモチモチした麺。スープもココナッツとエビのダシが聞いていておいしかったです。 早く街に出過ぎたせいか、まだお店も開いておらず街が起きていません。オーチャードロードのショッッピング街を後にして、先にリトルインディアへ行ってみました。 シンガポールの小さな国土には、リトルインディアやリトルアラブ・イスラムのようなコミュニティがいくつか存在しているようで、香港よりもよりアジアンエキゾチックを体験することができます。 リトルインディアは、一歩踏み入れればいきなりインド気分。スパイスの香りとサリーを来たインド人が出迎えてくれます。香しいスパイスやカレーの香りは食欲をそそり、色とりどりの建物は異国情緒満点です。 到着したときはまだ時間が早かったせいもあり。人はまばらでしたが、24時間営業というムスタファセンターというインド版ドンキホーテのようなホームセンターへ行ってきました。 ネットやガイドブックでは「何でも揃うとても大きなホームセンター」とありますが、本当にその通り。その広さと品数の多さに圧倒されて夫婦揃って脱力。日本のコアラのマーチのパクリっぽいお菓子があったかと思えば、そのすぐ横に本物のコアラのマーチがあります。おそらく家を建てて必要なものをそろえる場合、すべてこのホームセンターで揃うと思います。シャワーヘッドやピアノ、下着、ベビー用品まであります。ただただその物量に圧倒されて私たちはムスタファ・センターを後にしました。 その後はシンガポールの知り合いに会うという旦那さんと分かれて、私はしばしリトルインディア散策。昼近くになるとさすがに地元インド人や観光客がぞろぞろ街に出てき始めました。日曜日ということもあり、活気が出てきています。 急な雨が降ってきて、ビルの軒下で雨宿りをしながらガイドブックを見ていると、地元のおじさんらしき人が「May I help you?」と声をかけてきてくれま